何度でも書いて消せるメモパッド【Kaiteメモ】|書き心地は?消し心地は?Kaiteメモを徹底解剖

この記事は約8分で読めます。
本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

定期的に電子メモパッドを探しているせいで新製品を見かけると興味津々になったところで約2,000円だったら…買っちゃったんですね
実は電子でもないんですけど部分的に消せるタイプはほぼないのでそこに惹かれたワケです
使ってみた感じを書いていきます

Kaiteメモ とは

何度でも書き消しできる磁性タイプのメモパッドです。
一般的な紙のメモとは異なり、特殊なシートにマグネットで吸着するペンで書き込み、付属のイレーザーで簡単に消すことができます。

  • 繰り返し使える:紙のメモのように使い捨てになることがなく、経済的で環境にも優しいです。
  • 書き心地が良い:特殊なシートに滑らかに書き込むことができ、ストレスなくメモを取ることができます。
  • 水濡れも平気:水に濡れても文字は消えず、軽く流せば衛生的に使えます。
  • 薄くて軽い:薄くて軽いので、ノートパソコンの横に置いて使ったり、持ち歩いて会議に持って行ったりすることもできます。
  • 専用アプリで見やすく保存:メモをスマホで撮影すれば斜めの画像も補正してくれ、マーカーをつけて保存できます。

サイズは、A4 × 1/390 × 90 があって、今回は A4 × 1/3 を買いました。

Kaiteメモの使い方

使い始め(または久しぶりに使う時)に付属の活性カバーで全体を塗りつぶしてからイレーザーで消します。
これを行うことで筆記や消去性能が安定するそうです。

あとは専用ペンで書くだけです。
発色良く書くにはなるべくペンを垂直にすることです。

消すときは専用ペンの頭部分にイレーザーがあるのでこれでこすります。
消えにくいときは消えるまでこすれば大丈夫です。

Kaiteメモを使った感想

まず書き心地としては、正直言って微妙です。
さらさら書けるのでジェットストリームやゲルインクのボールペンに近い感覚なのはいいのですが、ペン自体が細くてホールドしづらい上に垂直にして書くのは違和感が強く、かといって普通のペンのように傾けて書くと文字が薄くなってしまいます。
また、ペン先が太いのと構造上の都合から、筆跡が太めになるので細かい文字やぎっしり書く用途には不向きです。

書いたものを消すときには部分的に消せるのが電子メモパッドと比べて便利な点ですが、ピンポイントで消すのは難しいです。
というのも、イレーザーを近づけるとその周囲もうっすら消えてしまうのです。
その影響範囲はイレーザーを中心として直径1.5cm程度に及ぶので、薄くなった箇所は書き足した方が良さそうです。
それと完全に消すには何回もこする必要がありますし、完璧に真っ白にすることはできません。
これも軽い力で十分ですし、再生紙と思えば気になりませんので大きな欠点ではないでしょう。

持った感じとしては、本体がしなる点とホコリがこびりつきやすいのがマイナスです。
ただし本体がしなるのは紙でも一緒ですし、厚紙程度のしなりなので手に持っていても持ち方一つで支えられますし、机に置けば問題になりません。
見た目がしっかりしているのに実はちょっとしなるというギャップがマイナスに働いてしまうのでしょう。

・バッテリー不要なので紙同様すぐ使える
・白地に黒文字なので目に優しい
・筆記面に触れても文字が消えたり汚れたりしない
・部分的に消せる

・ペンを傾けて書くと薄くなりがち
・太字になるので細かいメモには不向き

専用アプリの使い勝手

現時点(2025年1月)では iOS 12.0 以上ならびに Android 8.0 以上向けに専用アプリ【Kaite】が用意されています。
僕の環境(Android 15)で使った感想を書きます。

  1. アプリを開くと撮影モードとなり、Kaiteメモ全体を収めて1秒ほど静止すると自動で撮影されます。
  2. 撮影されたメモは角度の補正とメモパッド部分のみトリミングされて編集モードとなります。
  3. 必要に応じて編集したら右上の共有ボタンから本体に保存するか各種アプリなどを通じて送信するかが行えます。
    何もしないで戻ると編集したデータは破棄されます。

撮影は自動で行われるので、きちんとKaiteメモを認識させないと進めません。
明るいところで平らなところにKaiteメモを置き、全体をフレームに収めれば問題なさそうです。
スマホ本体のライトをオンにすることできるので必要に応じて使うと良いでしょう。
それでも時々変な範囲だけ撮られるのでそのときはやり直しましょう。
ちょっと使えばすぐ慣れると思います。
しかし撮影音が鳴るのだけはいただけません。
アプリの作りから人を撮るのは極めて難しくなっていますし、自宅以外で使うのはちょっとためらわれる方もいることでしょう。

メモパッド部分のみのトリミングと傾き補正は思ったよりもしっかり補正してくれます。
本体を平らにしていればスマホが傾いていてもほとんど歪みなく補正されました。

編集は画面下に、回転、コントラスト調整、トリミング、描画ツール、取り消し・やり直し があります。
回転は90°ごと、コントラスト調整はプラマイ各3段階、トリミングは矩形のみ、描画ツールは赤ペン・青ペン・黄マーカー・薄紫マーカー・消しゴム(ペンとマーカーのみ)、取り消し・やり直しは100回まで(ヘルプに記載)となり、必要最低限な雰囲気ですが、そもそもがっつり書く人はこの製品を選ばない気がするので、むしろ十分ではないかと思います。

ちょっと面白い機能として、アンダーラインという、メモ上にある長めの横線や縦線を検出して赤くしてくれるものがあります。

こうして編集などしたメモデータは、共有機能で端末に保存したり他アプリに送るなりする必要があります。
うっかり戻ると消えますが、戻る前に必ず警告が出るので普通に操作していれば保存し忘れることはないでしょう。

各種機能については、アプリ内の設定→ヘルプに行けば読めるようになっています。
簡素ながらよくまとまっていてわかりやすいです。

・補正機能があるので反射を避けての撮影が簡単
・必要十分な編集機能

・撮影音が鳴る
・自動で保存してくれない

まとめ

ペンを垂直にして書くことに慣れていないと筆跡が薄くなりがちなのと、細かく書くことには向いていないことを考慮しての普段使いにはまぁ悪くないかなと。

個人的にはペンの出来がマイナスに働いてしまっているので、別売りの万年筆タイプにしてくれればだいぶ改善されると思うのですが、実売1,000円超えとなると厳しいですね。
それよりは今のペンでも、ペン先だけ曲げれば改善できると思うので、検討してもらいたいところです。

繰り返し使えることと消しかすが出ないこと、一定の防水性能があることに魅力を感じる方には刺さりそうだと感じています。
メーカーは推奨していませんが、お風呂でのメモに使うという用途は一定の需要があるはずです。

PLUS Kaiteメモ A4 × 1/3 (25年版)全4色
製品サイト
希望小売価格 1,800円(税抜)

お買い求めの際は、KM-1021A または KM-0909A のように数字の後にがついているものをお選びください。ついていないものは旧製品となります。